filcoキーボードのチャタリング修理

チャタリングしてたfilcoキーボードを直そうと、先週、楽天で半田ゴテセットを購入したのですが、昨日到着したようです。
さっそく修理してみたので、そのようすを書いておきます。

まず、解体する際ですが、裏側にある3本のねじのうち、真ん中のシールを破ってネジをはずした時点で、おそらく保証が効かなくなるはずです。
保証を使って修理する際は、そのまま送付することをおすすめします。

それはさておき、一番の難関はこのネジをはずしたあとにすぐやってきます。
ツメが3つついていて、それがけっこうはずれにくいのですが、形状はこのような感じになってます。



左下のツメをはずし、右側をはずし、最後に真ん中の部分をはずそうとしたんですけど、かなり思いっきりやんないとはずれませんでした。
最悪、割れてもいいやぐらいの気持ちでやんないと、なかなかはずれないかと思います。

これがはずれたら、あとはキートップをはずすしていきますが、エンターなどの大きめのキーにはハリガネがついているので、上に持ち上げてはずしてから、最後にはりがねをはずすとうまくいきます。

バラバラにしたら、再度はめるときにわからなくなるので、ネット上でfilcoのキーボードの画像など検索して、配列がわかる状態にしてからはずすことをオススメします。

はずしたキートップは、バケツに水を入れてガチャガチャすると汚れが落ちますが、私はファミリーフレッショなんかもちょっと使いました。
洗剤がある場合は、気持ち程度に入れておくと汚れが落ちやすいです。

ところで、今回楽天ショッピングで購入したのは以下の3点です。

・半田ゴテセット 900円
・半田吸い取り線 250円
・耐水ペーパー  300円

結局、耐水ペーパーは使わなかったんで、半田ごてセットと吸い取り線があれば、十分かと思います。



真ん中の水色のやつが半田吸い取り線、あと、半田セットには、コテと半田、それにペーストというのが付いてました。

コテはかなり熱いんで、うっかりさわってしまうとやけどするかもしれないです。
立てかけ方がまずかったら、熱いままコロコロころがってしまいますので注意しましょう。

この半田ゴテですが、普段使用していないキーの基板裏の半田に押し当て、液体状になったところに、すばやく吸い取り線をあてて除去します。
どのキーも除去する半田の箇所は2箇所のようです。

あとは表側から、マイナスドライバーなんかで下の方からぐいぐいするとキーがはずれます。



ここで、失敗したと思ったのは、半田吸い取り線の幅がせまいのを購入してしまったんで、なかなか吸い取りずらかったことです。
吸い取った部分はニッパーなどで切り取りながらになりますが、幅がせまいと吸い取り量のキャパシティーがいまいちなんで、すぐになくなってしまうようです。

ある程度の幅がある、大きめの吸い取り線を購入されることをおすすめします。

やってみたら面白かったんで、ついついたくさんはずしてしまったんですが、チャタリングしている分だけで十分かと思います。

今回はとりあえず、使ってなさそうなキーをすべてはずしてみました。



こうして正常なキーをいくつか確保しておき、同じ手順でチャタリングのひどいキーと差し替えるわけです。

ここで、「あれー、チャタリングしてたのはどのキーだったっけ?」という事態にならないよう、事前にチェックしておくことをおすすめします。

くっつける際は、まず、ペースト?っていうのを、出ているピンの周辺に軽く塗りつけておきます。
そのピンにコテを軽く押し当て、半田をおいてくる感じで軽く流し込むとうまくいくかと思います。



最初、私はこの加減がうまくいかず、多くつけすぎて、まん丸になってしまったんですが、重要でないキーから付けていき、感じがつかめたらメインのチャタリングキーに取り組むといいかもしれません。

あとは元どおりに組み立てるだけですが、大きめのキーをはめ込む際は多少やっかいでした。
事前にキートップからハリガネをはずしておき、先にハリガネをくっつけてから、そのあとにキートップを組み込むようにするとうまくいくようです。

こんな感じでブログを更新してみましたが、まったくチャタリングしていないようなので、無事に直すことができました。